遠方からの相談事例(個別採用説明会)
「士業事務所=激務・属人的・曖昧評価」そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。 弊社では『スタッフへの教育』を重視し、評価制度・教育制度・業務設計をできる限り明文化しています。 今回の記事では、実際の個別説明会の内容をもとに、 ・未経験からのキャリアチェンジ ・評価制度とポイント制 ・インターン制度 ・オンライン中心で進む業務体制 ・求める人物像 などについて、リアルなやり取りを公開しています。 「自分に合う職場かどうか」 を判断する材料として、ぜひ参考にしてください。
ご遠方にお住まいの50代・男性。
現在、医療・福祉業界で経理職として勤務中。
転職先を探している中で弊社の法務事務にご興味をいただき、個別説明会にご参加いただきました。
現在、医療・福祉業界で経理職として勤務中。
転職先を探している中で弊社の法務事務にご興味をいただき、個別説明会にご参加いただきました。
業務内容・働き方について
所長:柏崎
こんにちは!この度は個別説明会にお申込みいただきありがとうございました。
是非、ご質問内容をお聞かせいただけますか?
応募者
ありがとうございます!仕事の割り振りは、どのように決まるのでしょうか。管理職の方が振ることもありますか。
所長:柏崎
自分でも割り振りますし、管理職メンバーが割り振ることもあります。
応募者
業務は、ほぼウェブ上で完結するのでしょうか。書類関係も面談もウェブで進み、外出はほとんどないイメージですか。
所長:柏崎
基本的にその通りです。ウェブで契約できない方、ウェブで面談できない方は、そこでスクリーニングされているかもしれません。訪問や外出はほとんどありません。契約もクラウドサインによるウェブ契約です。
応募者
かなりDX化されているのですね。仕事の内容としては、コンサルティング業務も含まれますか。
所長:柏崎
含まれます。そもそも手続きを実行するか否かの判断や、全体スキームの構築を、特にM&A会社から求められることが多いです。
応募者
医療法人の仕事だと、お医者さんは癖のある方も多い印象があります。実際、対応はどうですか。
所長:柏崎
自分たちはやりやすいと感じています。直接連絡してくる方も多いですが、税理士からの紹介や、医師会・保険医協会からの紹介でワンクッション入ることもあります。
未経験・資格・キャリアチェンジについて
応募者
法律系の実務経験がない人でも、OJTやマニュアルを見ながら覚えていく形でしょうか。皆そこから始まるのですか。
所長:柏崎
そうですね、皆さんそこからスタートしています。最初は補助から始まり、ある程度経ったら担当を持つイメージです。行政書士資格はまったく重視しておらず、誰が持っているかも把握していないくらいです。資格手当もつきません。
応募者
事務所としては開業15年ほどで、従業員は15人くらいでしょうか。今回の募集は行政書士補助という位置づけですか。
所長:柏崎
はい。最初は補助から始まり、経験を積んだら担当を持ちます。
応募者
皆さん、行政書士資格を目指しているのでしょうか。
所長:柏崎
目指している人もいるかもしれませんが、そこまでは把握していません。資格手当がつかないことも伝えています。
応募者
採用は、最初から正社員ではなく、テストや一定基準を経て正社員化する流れですか。
所長:柏崎
最初はアルバイト、もしくは有期契約社員から始まるイメージです。評価制度はきっちり作っています。業務ポイント、日々の行動規範に関するポイント、業務全般の専門知識に関するポイントがあり、合計200ポイントあります。そのうち90ポイントを超えると正社員化するイメージです。業務ポイントは、例えば医療法人設立の書類を作ったら0.8ポイント、分院設立の書類を作ったら0.5ポイントというように設定されており、得られた粗利益をポイント換算して、賞与に反映される仕組みです。
応募者
正社員化すると、年収が上がったり下がったりもありますか。
所長:柏崎
基本的には上がることが多く、下がることはあまりないと思います。
応募者
これまで独立開業した方はいますか。
所長:柏崎
今はいません。ここ10年以上ほぼいません。以前は即戦力を採用したかった時期があり、その頃に1~2人いたくらいです。
応募者
今後求める人材像を、改めて教えてください。
所長:柏崎
理念として、「お客様第一」よりも「スタッフさんの人生を変える」ことを大事にしています。特に、キャリアチェンジしたい人を大事にしたいです。地域に専門知識を提供して貢献してほしいという思いがあります。
キャリアチェンジは大変なので、「やってみたい」を超えた熱意と基礎スキルが必要です。基礎スキルとしては、適性試験の一定以上の点数、Excelやパソコンをある程度使えることが必要です。Excelをまったく使ったことがない方は難しいです。加点要素は、法律知識よりも会計知識、医療業界の知識、論理的思考力、記憶力のいずれかです。
選考フロー・応募基準について
応募者
その見極めは、面接中心ですか。それとも実際にやってもらうのでしょうか。
所長:柏崎
プレエントリー、本エントリー、職務経歴書で見ています。職務経歴書もこちらの様式で、A4で6枚くらい、決められた質問事項に書いていただきます。本エントリーもかなり大変なので、その時点である程度熱意はわかります。
応募者
かなりボリュームがあるのですね。履歴書より職務経歴書のほうが重い印象です。応募する場合は、まず書類選考から入る流れですか。
所長:柏崎
ホームページから応募していただく流れです。応募後のフローに乗っていただき、その中で履歴書・職務経歴書の提出をお願いすることになります。
横浜の立地・職場環境について
応募者
横浜に事務所があるとのことですが、横浜は住みやすいですか。
所長:柏崎
首都圏では一番いいと思っています。海が近く、箱根の温泉街にも1時間で行けます。東京ほどごみごみしておらず、賃料も東京の3分の2くらいです。鎌倉のような京都っぽい場所もあり、羽田空港も近く、関西へも新幹線ですぐ行けるので、かなりバランスがいいです。
現場見学・インターン制度について
応募者
会社見学も実施しているとのことですが、見に来る人は多いですか。
所長:柏崎
結構います。特に士業事務所勤務経験者で、前職の環境があまり良くなかった方は、実際の雰囲気や同僚の様子を見たいという方が多いです。
応募者
今月は何人くらい来る予定ですか。
所長:柏崎
4名ずつ2枠、合計8名が上限ですが、ほぼ6人、プラス2人が日程調整中です。
応募者
見学では、どこまで見せてもらえるのでしょうか。
所長:柏崎
全部の部屋をぐるっとお見せします。1周だけなら10分程度で終わりますが、その後に質疑応答もできます。見学会では、人事評価に関するご質問にもお答えしております。
応募者
実際に中を見て決める人は多いですか。
所長:柏崎
一番多いのは、インターンもやった上で入社を決める方です。インターンではスタッフ全員と関わります。2〜3日で「この会社は雰囲気がいい」と感じる方が多いですし、1週間ほどで研修を通じて自分のスキルの伸びも実感できます。2~3週間やると、未経験でも伸びるのがわかるので、安心して入社できます。
応募者
最初がアルバイトなどからだと不安もあるので、事前に雰囲気を見たい気持ちはよくわかります。
所長:柏崎
そのパターンは給料が出ないので、こちらからはあまり推奨していませんが、その分、安心して入社される方が多く、定着率も非常にいいです。インターン期間は自分のペースで学べるので、安心感につながっているようです。
定着率・離職率・向いている人について
応募者
定着率や離職率だったり、離職してしまう人・定着している人・スキルアップしやすい人の特徴はありますか。
所長:柏崎
ざっくり年間1~2人の離職です。原因もある程度わかっています。いろいろな仕事に触れたい、たとえば交通事故や外国人業務もやりたい、深さより広さを重視したいという方にとっては、うちでは叶えられない部分があります。そこで、今は医療業界の方に訴求対象を変えています。弊社でスキルアップしやすいのは、会計知識のある方や医療業界の知識がある方です。M&A、事業承継コンサルティング、医療系顧客へのライフプラン提案などは、元々の素地がある人のほうが伸びやすいとわかってきました。そのため、インターン時期に、今後5〜10年かけて行うキャリアの中身を、4~5日ずつ、合計48日程度のタームで体験してもらうようにしています。その結果、離職率はかなり抑えられてきています。
応募者
私は今就業中なので、長期のインターンには行けません。働いてみたい現場かどうか確かめたいのですが、何か方法はありますか。
所長:柏崎
よくある提案は二つです。一つは、ホームページ上にもある1〜2日の仕事体験です。来社できれば1日だけ体験してもらいますし、来るのが難しければ、ウェブでつないだまま、資料を1つお渡しして作業してもらう形もあります。資料を送るだけだと緊張感なくやる方もいるので、つないだ状態で行うこともあります。もう一つは、土日に弊社の研修を聞いてもらい、それをもとにコラムを書いてもらう方法です。これは外注契約になりますが、研修の質や業務内容がわかるので、興味が持てるか判断しやすいと思います。
応募者
1日仕事体験は土日にもありますか。
所長:柏崎
月1回だけあることがあります。希望があれば調整します。次は5月ではなく、6月14日だったと思います。
応募者
年齢は不問でしたか。定年もありますか。
所長:柏崎
年齢不問です。定年は一応60歳ですが、再雇用はあります。
応募者
立地についても教えてください。横浜スタジアムが近いのですか。
所長:柏崎
近いです。今日もアイドルのライブの音漏れがしています。駅近で大通り沿いなので、視認性もよく、立地はいいと思います。
応募者
従業員の方は横浜在住が多いですか。
所長:柏崎
横浜の人もいますし、少し離れた場所から来ている人もいます。
応募者
仕事体験は、応募前でも可能ですか。それとも職務経歴書提出後ですか。
所長:柏崎
応募前に体験したい方が多いので、提出前にされるケースが多いです。
評価制度・ポイント制について
応募者
御社の採用上のアピールポイントは何でしょうか。
所長:柏崎
お客様への価値提供よりも、従業員への価値提供を重視していることです。そのために専門知識を身につけてもらうことを第一のアクションプランに置いており、自分自身も毎日教育教材を整えています。
応募者
評価制度や、業務量の管理については、どのようにされていますか。
所長:柏崎
士業事務所は業務過多になりやすいですが、うちでは年間の目標業務ポイント数が明確に割り振られます。
例えば入社1、2年目の方なら10ポイントが目標で、それを超えたら賞与が発生します。医療法人設立の案件でいえば、10件程度が目安です。そうすると、「自分は案件をたくさん持っている」といった主観ではなく、客観的に見えるようになります。
応募者
ポイント制だと、仕事ができる人に案件が集まって、その分、報酬にも反映されるイメージでしょうか。
所長:柏崎
そうです。ただ、逆にポイントを稼ぎたくない人もいます。そのため年2回の個別面談で、業務ポイントの目標設定や人事評価のフィードバックを一人ひとり時間をかけて行っています。
応募者
教育する側の評価はどうなるのでしょうか。先輩や先生が教える時間にも、何か反映がありますか。
所長:柏崎
教育者手当が月1万5000円から5万円ほどつく設定です。また、アルバイトや有期雇用社員など、賞与がつかない層に関するポイントは、すべて教えている側に付く形です。教えたほうがポイントがつく可能性もあります。配分比率は人事評価表で明確に決まっていて、例えば教える相手がアルバイトでグレード1なら、0.2対0.8のように配分が決まっています。
入社後ギャップを減らす取り組みについて
応募者
説明会や見学会等、そこまで丁寧に説明する背景は何ですか。
所長:柏崎
入社前と入社後のギャップをなくしたいからです。休日に説明会をやっているのも、そのためです。インターンから入った人は、ほぼギャップがありません。一方、インターンを経ていない人にはギャップが発生しています。今振り返ると、インターンの有無は離職率にかなり影響していると思います。
応募者
ギャップは、どのあたりで起きるのでしょうか。給与面ですか。
所長:柏崎
給与ではなく、例えばお客様対応の部分です。うちは基本的に、お客様と会わないことを徹底しています。会いに行きたい人は違和感を感じるかもしれません。
応募者
昭和的な感覚のある人だと、対面のほうがしっくりくるかもしれません。そのギャップを埋めるために、会社の仕組みを変える予定はありますか。
所長:柏崎
そこを埋めるつもりはあまりありません。そもそも、お客様と会わないことを徹底しているので、今の仕組みに合う人を探しています。実案件も1件、インターンの中でやってもらうようにしています。また、人事評価の中では、お客様と会うことや無料相談は減点ポイントになっています。
応募者
会うこと自体が減点なのですか。
所長:柏崎
そうです。会って行うのと、会わずに行うのとで成果は変わらないのに、時間とコストが倍以上かかるからです。お客様がどうしても会いたい場合は、来社していただくか、時間コストを埋める出張料を見積もって伺います。無料相談や無料出張は減点対象です。評価としてはかなり明確で、ドライに感じるかもしれませんが、曖昧な評価にすると上司の機嫌で左右されるので、それでは意味がないと考えています。
応募者
その考え方は納得できます。評価制度はドライだけれど、雰囲気は和気あいあいとしている、というのは両立しそうですね。
所長:柏崎
そのように感じてもらえることは多いです。
応募・採用の流れについて
応募者
私の場合、時間の都合もあるので、まずは書類を出したい気持ちがあります。もし見送りなら、体験に行っても無駄になってしまうので。
所長:柏崎
それは冷静な判断だと思います。仮にこちらから、あるいはそちらから見送りになった場合でも、何度でも応募できます。まずはホームページのエントリーフォームから応募してください。履歴書・職務経歴書は、今あるひな形のコピペで大丈夫です。その後、本エントリーや面談前の段階で、弊社所定の職務経歴書を作成していただく流れになります。
応募者
最近は応募も多いのでしょうか。
所長:柏崎
かなり多いです。ただ、質の問題はあります。加点要素に見合う方はそこまで多くありませんし、キャリアチェンジ希望と言っても、前職が事務職ではなかったり、年齢が高かったりするケースもあります。
選べる状況ではありますが、全員が合うとは限りません。結局、キャリアチェンジに成功する可能性が高い方を採りたいので、熱意と基礎能力に加えて、会計知識や医療業界の知識がある方は加点されます。そういう方のほうが残りやすく、実際に離職率も低いので、判断は間違っていないと思っています。インターンに来る方は基本的に熱意があるので、ギャップも少なく、残る可能性が高いです。
応募者
説明会の実施予定についても教えてください。
所長:柏崎
説明会は来月から、平日の夜遅い時間帯にも設ける予定です。
応募者
今回の募集は、増員ですか。それとも欠員補充ですか。
所長:柏崎
常時募集しているので基本は増員です。ただ、偶然にも再来月から産休に入る人が1人いるので、結果的には欠員補充も兼ねています。
応募者
採用後の見極めで、すぐに辞めてもらうようなことはありますか。
所長:柏崎
できなくはありませんが、あまりやりたくありません。お互いに避けたいことです。
応募者
今回のように録画を使ってセミナーを出すやり方は、時代に合っていて良いと思いました。人を採るうえでも、時間が大事だと感じます。100%を目指して時間をかけるより、60%でもまず出して、あとで修正する考え方には共感します。評価の90点という話もありましたが、90点を取るのは難しいのですか。
所長:柏崎
難しいというより、行政手続きは役所がOKならOKです。役所はそこまで90%の完成度を求めていないことが多いですし、新人さんが考える「90点」は見当外れなことも多いです。そもそも90点という概念自体がない仕事もあります。
応募者
役所対応は、意外と柔軟ですよね。多少間違っていても修正に応じてくれることも多いです。だからこそ、きっちりやろうとしすぎて時間をかけるより、ある程度形にして早く出すほうが大事だと感じます。
所長:柏崎
その考え方は近いですね。
応募者
職務経歴書の作成には時間がかかりそうなのですが、どの段階で必要になりますか。
所長:柏崎
面談をお願いしますとこちらから依頼した方に送るものなので、プレエントリー・本エントリーの段階では、エントリーフォームの記入と、すでにお持ちの履歴書・職務経歴書をコピーして貼る程度で大丈夫です。ホームページの一番下にフォームがあるので、そこからご応募ください。そこで進めば、次の段階で所定の職務経歴書という流れになります。面談まで進むと、採用確率はかなり高い段階です。その前に業務体験などをしたい場合は、別途メールで相談してもらえれば対応可能です。
応募者
わかりました。横浜旅行も兼ねて、前向きに考えたいです。仕事はドライな部分があっても、楽しむところは楽しみたいと思っています。
所長:柏崎
その通りですね。何でも100%でやりすぎると壊れてしまうので、楽しむことも大事です。
応募者
では、まずはホームページから応募します。
所長:柏崎
よろしくお願いします。本日はありがとうございました。
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